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コラム藤川理絵

[空150mまでのキャリア〜ロボティクスの先人達に訊く]Vol.09 ドローンを飛ばす以外の「人として」が大事

2020年12月17日
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ドローン・ロボティクス業界にいち早く参入して活躍するプレイヤーの方々のキャリアに焦点を当て、その人となりや価値観などを紹介する連載コラム[空150mまでのキャリア〜ロボティクスの先人達に訊く]第9回目は、株式会社TADACO JAPANドローン事業部の阪口公恵氏にインタビューした。

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Contents
不安に負けず、上がだめなら下に伸びる「投資する意義」を明確に伝える“台風の目”になる人として当たり前のことを大事にする

同社は、2020年3月に東急リバブル株式会社ソリューション事業本部と空撮・動画撮影の業務委託契約を締結しており、筆者も注目していた。本稿では、大企業も含むさまざまな企業との契約締結の背景にある、阪口氏の「人として当たり前のことを大事にする」というスタンスについて紐解いた。

不安に負けず、上がだめなら下に伸びる

阪口氏が初めてドローンを知ったのは2016年。英会話講師として子どもに英語を教えていたなか、もともとは興味本位でスクールに通学したという。払った受講料は30万円。「もとをとるまでは頑張る。楽しいと思うまでやる」と誓って、ドローンへのニーズが未だ顕在化しておらずすぐ仕事にはならない不安をバネに行動し続けたという。

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阪口氏:2018年くらいまでは、ドローンが何にどう使えるのか、十分な認知が広がっていなかった。でも、いずれドローンが爆発的に普及した時には、なんでも請負うことができる自分になっていたかった。上に上に木が伸びないのなら、下に下に根を伸ばそうという発想で、測量、点検、農薬散布とさまざまな分野でプロとしてお仕事をされている方と繋がりをどんどん増やして、勉強をしていこうと考えました。

具体的には、スクールや展示会の手伝い、土木建築現場の点検、寺院神社の屋根点検など、ドローン案件の通訳業務や英語でのドローン講習など、阪口氏が手がけてきた領域は幅広い。それに伴いドローン業界における、頼もしいつながりを構築してきた。またJUIDAスクール講師資格も取得し、「自分みたいに興味本位で始めたような人にも、分かりやすい教え方」を追求し続けている。

「投資する意義」を明確に伝える

流れが変わってきたのは、2019年末から2020年にかけて。「ドローンで何かを撮りたい」と機体をとりあえず購入する企業が増えたそうだ。「2020年は、袋に入ったままのピカピカのMavic 2 Proをたくさん見ました」と阪口氏は笑う。こうした新規問合せの集客経路は、FacebookやInstagram。そして何より「紹介の連鎖」が生まれているという。その理由を阪口氏はこう考察する。

阪口氏:みなさん、ドローンのメリットにばかり注目されている。一方、リスクのことはほとんどご存知ない。そのため、私たちが相応しいと思って提示する値段を“高い”とよく言われますが、多くの場合は根拠がないのです。

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航空法をはじめドローンを飛行させるにあたって抑えておくべき10以上もある法規制を、万が一破ってしまった時に企業が被る損失は計り知れないということを事実ベースでお伝えして、当社ではそれらのリスクを回避するためにどのような準備や対策を講じているかを説明し、納得いただける企業さんとだけお付き合いしているので、長くお付き合いが続き、またご紹介もいただけているのかなと思います。

ドローンをただ飛ばすだけではなく「安全に適正に飛ばす」という、顧客が解決すべき課題と投資する目的を、プレゼンの段階で明確に定義しているのだ。

“台風の目”になる

ご縁のあるなしに関わらず、顧客の耳に痛いことも含めてスクール座学さながらの内容を惜しみなく伝えているという阪口氏。先方から問合せがあった案件は、もともとドローンに興味関心があるケースが大半であるため、これは功を奏しそうだが、こちらからアタックする案件ではそうはいかない。東急リバブル株式会社ソリューション事業本部と空撮・動画撮影の業務委託契約を締結したいきさつを聞くと、阪口氏はこう振り返る。

阪口氏:相手から質問がないと、いくら私でも座学さながらのプレゼンはできません。最初に知人からの紹介でお会いした時は、ドローンについて熱く語るも先方にそのつもりはなく、“そうなんだ、頑張ってね”って言われました(笑)。

でも、何度もご挨拶にいって、私たちがドローンで何をしているかを聞いていただき、私たちも先方の業務内容を理解していくうちに、東急リバブルさんこそドローンが必要だと信念を持って語れるようになったのです。

東急リバブル株式会社ソリューション事業部で扱っている不動産は法人向けで、ビル一棟、工場、山、ショッピングセンターなど大規模なものが多かった。詳細な現物確認が困難なのだ。不動産物件説明の補完を目的として空撮・ 動画撮影を行うことで、契約相手とのすれ違いを回避できるのではないか。最終的には、紙媒体の取引から映像化に変化させていくことで、更なる顧客満足度向上に繋がるのではないかということに着地し、契約締結に至ったという。

阪口氏:もともとドローン活用を検討されていなかった組織に、私が乱入したことで“台風の目”ができて、前例のない仕事が確実に生まれている。本当にありがたいですし、ドローンって不思議だなと思います。

人として当たり前のことを大事にする

顧客の業務内容を理解して、ドローンで解決できる課題を明確にする。未経験の業種について、受注前に相手企業の業務を深く理解することは容易ではなかったはずだ。阪口氏が好機をつかんだ“突撃”以外のもう1つの理由は、ドローンという最新テクノロジーに精通している知識、技量、経験に加えて人柄を安心できるからかもしれない。

阪口氏:ドローンのことをお伝えさせていただく時に、相手が知らないだろうと思って偉そうにならないよう注意しています。あと、時間を守る、お約束を守る、お客様に礼儀正しく接する、自分たちで対応できない場合は信頼できる別の業者さんを紹介するなども心がけています。

ドローンを飛ばしてる時間より関わってる時間の方がはるかに長いので、そういう時にいかに真摯に対応できるか、ドローンを飛ばす以外のことで気がつかないといけない機転や気配りをどれだけできるか、人として当たり前のことを大事にしたいですね。

阪口氏は、「安かろう、悪かろうでは、ドローン業界の価格崩壊につながる」と警鐘を鳴らす。そのうえで、「ドローンが世界を変えつつあるなか、私みたいな普通の人間がその小さな力になり得るということで、誰かの励みになれるなら本望。今後、ドローンの社会実装が進みドローンを仕事にする人も増える。“人として”という部分を大事にし、チャンスを掴んでいく人と一緒に仕事をして、老若男女関わらず個人が活躍できる社会を作っていく一助となりたい」と将来の展望を語り、ドローン業界を目指す後進たちにエールを贈った。

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dronenews_adm 2020年12月17日
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