DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: Vol.37 災害地でのドローン飛行について:規制と現場の声[田路昌也の中国・香港ドローン便り]
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
コラム田路昌也

Vol.37 災害地でのドローン飛行について:規制と現場の声[田路昌也の中国・香港ドローン便り]

能登半島地震を受けて、災害地でのドローン飛行規制は通常時とは異なるのか

2024年1月22日
tohzi_37_top
SHARE
Contents
被災地での飛行規制は?能登半島地震後の公示インフラ関係者の切実な声

2024年初めての更新です。
本来なら新年の挨拶をすべきところですが、年初から能登半島地震や羽田空港での飛行機事故などそれどころではなくなってしまいました。

- Advertisement -

特に能登半島地震には大きな衝撃を受けました。
こちらのコラムでも何度か紹介しましたが、昨年9月に石川県羽咋市のドローン仲間である中町さん(じぞまえさん)を訪問しその地に親しみを感じていただけに、家やビルが倒壊しているニュース映像を胸が締め付けられる思いで見ていました。

それでも、じぞまえさんのタイムラインは被災して暗くなりがちな気持ちを支えるためでしょうか、冗談を交えながら奮闘する姿にあふれています。

とっしい@じぞまえ|X

- Advertisement -

そんなご活躍が1月10日夜のニュースステーションで紹介されました。
動画9:03~ じぞまえさん(中町さん)がインタビューされていますが、ドローンを使った屋根の点検作業風景は印象的です。

ANNnewsCH

この じぞまえさんのニュース映像を見ていて気になったのは被災地でのドローン飛行についてです。
ということで、被災地では通常時とは異なる飛行規制になるのかを調べてみました。

被災地での飛行規制は?

まず国土交通省ホームページを参照します。

tohzi_37_01

上図で平時の飛行禁止空域は、

(A)空港の周辺

- Advertisement -

(C)高度150m以上

(D)人口密集エリア

です。

しかし注意すべきは(B)緊急用務空域 という赤色部分です。これが今回のような災害時に設定される規制空域です。

次の図で具体的に説明がありました。 

tohzi_37_02

この「緊急用務空域」は令和3年2月に足利市で発生した林野火災の消火活動中、無人航空機の飛行が目撃されたことから消防防災ヘリの活動が一時中断となったことから設定され、同年6月1日から施行されたとのことです。

参考:国土交通省ホームページ

能登半島地震後の公示

それでは今回の能登半島地震ではどういう公示があったのかを確認します。

tohzi_37_03

今回の能登半島地震発生後、1月2日に第5号を公示、下はその後、更新された第6号です。

第5号が国土交通省ホームページで見つからなかったのですが、Drone.jpに掲載されていた第5号をみると、F)とG)部分が更新されています。

  • 第5号
    F)下限高度:地上
    G)上限高度:地上から600m
  • 第6号
    F)下限高度:(1)輪島市、珠洲市、穴水町及び能登町:地上から
    (2)七尾市、志賀町及び中能登町:地上から30m
    G)上限高度:地上から600m

つまり公示第5号の3日後に出た公示第6号では一部地域で地上30メートルまで(上記 赤字部分)なら飛行できるようになったということがわかります。

tohzi_37_04

また同じ国土交通省ページに上記、緊急時の飛行申請において通常のDIPS2.0とは異なる簡易承認申請が可能である旨の追記がありました。

インフラ関係者の切実な声

このように政府も柔軟に対応してくれているのはわかりますが、じぞまえさんのような瓦葺き業者さんにとって、ドローンは重要な作業ツールです。彼の次のようなつぶやきは多くのインフラに関わっている人の共通の思いではないでしょうか。

昨日は飛行禁止でていたエリアでも飛行許可もらって飛ばせましたが、地上30mまで、1フライト5分まで、を条件に開放して欲しい。また、完全禁止エリア(ヘリの離発着近辺?)を随時周知させる仕組みが必要なんじゃないかって、思うわけですよ。…

— とっしい@じぞまえ (@jizomae) January 14, 2024

こういった切実な声を活かすためにも、インフラやライフライン作業に従事されている方たちには、「緊急用務空域への対応」の講習や研修を平時に行い、許可された業者さんには認定証などで柔軟な対応を可能にすることを国として検討してほしいと感じます。

最後になりましたが、能登半島の皆さん、そしてすべての被災者の方々に、一日も早い復旧と心の平穏をお祈りします。

 

[関連リンク]

  • 国土交通省「緊急用無空域」公示情報
  • 国土交通省航空局 無人航空機 Xアカウント
  • 中町氏(じぞまえさん)Xアカウント
  • 中町氏(じぞまえさん)YouTubeチャンネル

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: ドローン, 田路昌也の中国・香港ドローン便り
watanabe 2024年1月22日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article BYD、DJIドローンを統合したSUVを公開。車載コンソール画面からDJIドローンを操作できる
Next Article NTT東ら、ドローン及びAI画像診断を用いた水道施設点検の実証実験を実施
- Advertisement -

最新ニュース

250612_JD_Soradynamics_top
Soradynamics、産業用ドローン「Hayate 2」と「隼」を展示。安全に運用できる高機能性[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
2540612_JD_riegl_top
RIEGLの新LiDAR「VUX-100-25」、FOV160°で133万点/秒取得能力を搭載。マルチコプターでの高効率測量を実現[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
250612_JD_roboz_top
ROBOZ「Litebee Stars」が実現する小規模屋内ドローンショー。教育コンテンツとしても注目[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」、延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
ニュース 2025年6月12日
【水中ドローン体験会】カナダ製水中ドローン『DeepTrekker』自動航行機能を東京で体験し検討できる
水中ドローン体験会:カナダ製水中ドローン「DeepTrekker」自動航行機能を東京で体験し検討できる
ニュース 2025年6月11日
- Advertisement -

関連記事

250612_JD_Soradynamics_top
特集

Soradynamics、産業用ドローン「Hayate 2」と「隼」を展示。安全に運用できる高機能性[JapanDrone2025]

2025年6月12日
2540612_JD_riegl_top
特集

RIEGLの新LiDAR「VUX-100-25」、FOV160°で133万点/秒取得能力を搭載。マルチコプターでの高効率測量を実現[JapanDrone2025]

2025年6月12日
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
ニュース

「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」、延べ5万5千人が天満橋エリアに来場

2025年6月12日
【水中ドローン体験会】カナダ製水中ドローン『DeepTrekker』自動航行機能を東京で体験し検討できる
ニュース

水中ドローン体験会:カナダ製水中ドローン「DeepTrekker」自動航行機能を東京で体験し検討できる

2025年6月11日
Previous Next

DRONEとは

DRONE(https://www.drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします。

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?