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コラム田路昌也

[田路昌也の中国・香港ドローン便り]Vol.11 Mavic Mini 249gと199g版何が違うのか?

2019年12月3日
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現在香港ではドローンが手に入らない理由

この数カ月、わたしが住む香港では政情不安定な状況が続いていることは皆さんもご存知だと思います。しかしこの問題がドローンにも影響していると聞くと驚かれると思います。

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Contents
現在香港ではドローンが手に入らない理由249gと199gだけの違いじゃない。別に存在する2つのMavic MiniMavic Mini実際に飛ばしてみた!Mavic Miniは私のライフスタイルを変えてしまう予感

10月31日にMavic Miniが発表された際、多くの方はその重量が199グラムであることに驚かれたと思いますが、わたしは香港発売が未定だったことに驚きました。

中国版Mavic Mini 外観重量表示部

DJIの創業者フランク・ワンは香港科技大学を卒業したこともあり、香港マーケットを重視していました。それだけに香港のみ発売未定ということに驚いたわけですが、その後 DJI旗艦店やDJI製品取扱店でスタッフと話をするうちにその理由が見えてきました。彼らから聞いた理由は、デモの影響で香港へのドローン輸入が禁じられているということでした。

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DJI香港オンラインストアのMavic Miniページ

そういわれてDJI香港オンラインストアを確認するとMavic Miniはもちろん、それ以外のMavic ProやInspireなども軒並み在庫なしとなっていました。
偵察や物資運搬にドローンは有効、そう考えれば香港税関が輸入を止めるのは理にかなっているのでしょう。

こういった状況なので香港調達は諦め、知人を通じてDJIのお膝元である中国版Mavic Miniを入手しました。内容物などが分かる開封動画をYouTubeにアップしています。

249gと199gだけの違いじゃない。別に存在する2つのMavic Mini

ところで世界中で発売されているこのMavic Miniには2種類のモデルがあることはご存知でしょうか。「日本モデルが199gでそれ以外が249gだろ?そんなこと知ってるよ」と言われそうですが、実はそこではありません。DJIのサイトを詳細に見ていくと、下記2モデルが存在し、国によってどちらかが販売されています。

まず日本で発売されているMavic Miniのモデル名を確認すると

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  • 機体:Model MT1SD25
  • 送信機:Model MR1SD25
  • です。同じモデルが販売されているのは、ヨーロッパ、オセアニア、韓国、東南アジア、マカオとなっています。次にわたしが購入した中国版のモデル名は

  • 機体:Model MT1SS5
  • 送信機:Model MR1SS5
  • わたしが購入した中国版 ドローン モデル名の印字

    私が購入した中国版送信機モデル名の印字

    このモデルが販売されているのは中国、台湾、北米、南米、東南アジアのいくつかの国です。

    #上記発売国は、あくまでも筆者調査です。もし誤りがあったらお知らせください。

    二種類存在する理由は、各国の通信規制に合わせるためだと考えます。日本の技適、アメリカのFCC、ヨーロッパのCEなどですね。
    例えば日本版はドローン本体と送信機間の通信周波数は2.4GHzと5.8GHzに対応しています。これに対して中国版は5.8GHzのみ対応しています。

    現在のDJIドローンは衛星からGPS情報をつかんだ時点で、機体がどこの国にあるかを認識し、通信設定を切り替えています。
    このため日本版は、ヨーロッパでは5.8GHzに設定できると思いますが、日本国内に持ち込むと規制に合わせて2.4GHzのみとなります。

    また周波数以外にも電波出力が変化します。例えば中国版は5.8GHzのみ対応ですが、国によって出力が変わるため、中国での最大伝送距離(公称)は2500m、同じモデルがアメリカでは4000mとなっています。

    上述した内容から、ユーザーが気を付けなければいけないのは、国を跨いでの使用についてです。

    中国版は技適もありませんし、通信も5.8GHzのみ対応なので日本に持ち込んで使用することは出来ません。
    大容量バッテリー欲しさに海外版の購入を考えている人はこのあたりの制約にご注意ください。

    参考までに海外版ModelMR1SD25の通信機の裏面に技適マークがあることが下記動画 58秒あたりで確認できます。

    ※注)これはあくまでユーザーのYouTubeであり、一例でしかありません、実際に購入する場合には詳細を確認するようにしてください。

    Mavic Mini実際に飛ばしてみた!

    さて仕様についての話が長くなりましたが、今回は香港を飛び出し、フィリピンでMavic Miniの操作性やカメラ性能を確認しました。

    初日はピナツボ火山、ふもとから四駆で二時間、そのあと二時間ほどは徒歩での登山なのですがドローンが軽いので運動不足の私でも登りきることが出来ました。やはり軽量は正義です。まずはフィリピンでのダイジェスト映像をご覧ください。

    カテゴリーとしてはトイドローンですが、トイとは思えない印象的なショットが撮影可能であるとお判りいただけると思います。ちなみにMavic Miniは4K撮影はできないので2.7Kで撮影しYouTubeにアップしています。ぜひ最高画質1440Pでご覧ください。

    Mavic Miniを操作していて気になるのは通信の安定度です。数百メートル飛ばすと映像がコマ落ちすることがありました。Mavic 2シリーズの”OcuSync”に比べ安定性が劣る”拡張WiFi”を採用していることが原因だと思いますが、価格とサイズのトレードオフといえるでしょう。

    操縦自体はコマ落ちしても可能ですが、微妙なジンバル操作中にコマ落ちすると撮影できなくなります。
    ピナツボ火口のカルデラ湖全体を撮影したいという場面で、通信の不安定性から、思い切って距離をとれずMavic Miniの限界を感じる場面もありました。

    次にカメラ品質、ジンバル性能、機体の安定度を確認して頂くために次の映像をご覧ください。

    小さいセンサーの宿命ですが、ダイナミックレンジが狭いために白飛びや黒潰れしやすいと感じます。また逆光時のフレアも頻発しています。しかし全体的には満足のいくレベルです。
    ただジンバルは非常に安定しておりパンやチルトでも少ないブレで撮影できました。今回の使用感は以上です。

    Mavic Miniは私のライフスタイルを変えてしまう予感

    最後に、この小さな機体に高品質のカメラと安定した飛行性能を詰め込んだDJIに改めて敬意を表したいと思います。

    最近のテレビ番組「こんなところに一軒家」とか「バスサンド」では頻繁にドローン映像が流れています。地上カメラだけでは伝えきれなかった、山奥の一軒家の周囲がどうなっているのかとか、いま芸能人が乗っているバスはいったいどんな田舎道を走っているのかをドローンなら一瞬で伝えることが出来るからでしょう。

    大げさかもしれませんがMavic Miniは私のライフスタイルを変える予感がします。
    普段使いのカバンにMavic Miniを入れておくことで、例えば帰宅時の美しい夕陽をサッと出して撮影できると思うからです。

    ぜひ皆さんもこの小型高性能なドローンを楽しんでください。

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    TAGGED: DJI Mavic mini, Mavic, 田路昌也の中国・香港ドローン便り
    Editor 2019年12月3日
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