DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: Vol.31 広大な海で活躍の場を広げる水中ドローン[Drone Design]
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
コラム野々下裕子

Vol.31 広大な海で活躍の場を広げる水中ドローン[Drone Design]

2022年2月28日
SHARE

世界で本格的なドローンの運用が広がり、その活躍の場は水中へも広がっています。昨年末に神戸で開催された海洋科学技術や海洋産業をテーマにした国際コンベンション「Techno-Ocean 2021」では、水中ドローンと呼ばれるUAVやROV(遠隔操型無人潜水機)、AUV(自律型水中探索ロボット)に関する最先端の話題が取り上げられ、新たなビジネスチャンスになろうとしていることが紹介されました。

- Advertisement -

Techno-Ocean は、海洋関連分野の最新技術や産業ビジネスへの理解を深めることを目的とした国際コンベンションで、1986年から2年ごとに神戸で開催。主催するテクノオーシャン・ネットワークは、海洋関連分野の専門家を中心に産学官の会員によって構成されています。2021年12月9日から3日間開催された第18回目は、環境問題をはじめエネルギー開発、海洋資源探査から養殖業まで、一般の人たちやビジネス関係者、若い世代も興味を持てるような盛り沢山のプログラムになっていました。特にテーマの一つである海中ロボットを含む水中ドローンの話題は、大きな注目を集めていました。

広大な海で活躍の場を広げる水中ドローン[Drone Design]
海底資源探索機の実機も展示された

中でも60近い企業や組織が参加した展示会は、さまざまなタイプの水中ドローンが出展され、どれも見ごたえがありました。小型の水中ドローンの具体的な用途ですが、海底の状態を探索したり、船底を点検したり、沖に設置された生け簀や網の管理、ダムや洋上風力発電の設備の点検など多岐に渡ります。カメラでの撮影に加えてレーダーやソナーなどを使い、いろいろ精度の高いデータを収集できるようになったことで、活躍の場はさらに広がっています。

20220225_droned_02
展示会場

また、最近では機体が小型化されて扱いやすくなり、価格もだいぶ手頃になってきたことから、レンタルよりも購入されるケースが増えているのだとか。売り上げも順調に伸びているというあたりは、空のドローンと状況が似ているかもしれません。

- Advertisement -

ブースを出展していた日本水中ドローン協会によると、ダイバーの代わりに海中や水中で点検や調査作業を行う水中ドローンの市場は急速に高まっていて、2022年には5,800億円規模に成長することが見込まれているとのこと。協会が全国で展開している水中ドローン安全潜行操縦士認定講習の参加者も増加傾向にあるそうです。

20220225_droned_03
水中ドローンの活用の場が広がっている

スペースワンが出展していたCHASINGシリーズは8基のスラスターで全方向への移動がスムーズにでき、100~150mの水深で作業ができます。4Kカメラをはじめ、レーザースケーラーやマルチビームソナーなどのオプションがあり、細かい作業ができるアームも開発中です。

20220225_droned_04
CHASINGシリーズ

オリジナルの水中TVロボットを開発するキュー・アイ社のSDQ-101は、コンパクトサイズながら独自のスラスター配置で航行姿勢が安定しているのが特長です。もう一つのDELTAシリーズは水深150~200mで作業できる強度があり、ハイビジョンカメラで撮影した高画質映像を光ケーブル経由でリアルタイムに見ることができます。機体のカスタマイズも可能で、国内メーカーならでは柔軟な対応をしているということでした。

20220225_droned_05
SDQ-101
20220225_droned_06
DELTAシリーズ

同じく国内メーカーのfulldepth社が開発する産業用水中ドローン DiveUnit 300は、水深300mで作業が可能で、潮流がある中でもホバリングして一定の位置に調整する機能を備えています。PCや通信機器と300mの光ケーブルがセットになっていて、360°カメラや採水機などのアタッチメントもあります。

20220225_droned_07
DiveUnit 300

晶新社が出展していたMARTACが開発するMANTASシリーズは完全自律航行ができる水上USVで、主に港湾のセキュリティや監視、水路マッピングなどの用途で使用されます。展示されていた大型模型は、デザインの美しさもあって来場者の関心を集めていました。

- Advertisement -
20220225_droned_08
MANTASシリーズ

古野電気社のブースでは、大阪府立大学で開発中の水上探索ドローンのプロトタイプが展示されていました。利用するのは海に近い河ということで、推進性能を考慮したデザインでボディも軽量化し、運用しやすいよう設計しているとの話でした。

20220225_droned_09

水中ドローンは今のところ、見た目のデザインや特徴に大きな違いはないような印象ですが、そこも空のドローンと同じで、市場の成長にあわせてこれから新しいアイデアが取り入れられるのかもしれません。次回のTechno-Ocean は2023年に開催されるので、そこで新しい水中ドローンが登場するのを期待したいところです。

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: Drone Design, 野々下裕子
Kawase 2022年2月28日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article 20220225_droneshow_top ドローンショーとHIS、ドローンショーの全国展開へ販売代理店契約を締結
Next Article 20220228_peppar_top ソフトバンクロボティクス、Pepperの集客・接客向け提供プランをリニューアル
- Advertisement -

最新ニュース

250612_JD_Soradynamics_top
Soradynamics、産業用ドローン「Hayate 2」と「隼」を展示。安全に運用できる高機能性[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
2540612_JD_riegl_top
RIEGLの新LiDAR「VUX-100-25」、FOV160°で133万点/秒取得能力を搭載。マルチコプターでの高効率測量を実現[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
250612_JD_roboz_top
ROBOZ「Litebee Stars」が実現する小規模屋内ドローンショー。教育コンテンツとしても注目[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」、延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
ニュース 2025年6月12日
【水中ドローン体験会】カナダ製水中ドローン『DeepTrekker』自動航行機能を東京で体験し検討できる
水中ドローン体験会:カナダ製水中ドローン「DeepTrekker」自動航行機能を東京で体験し検討できる
ニュース 2025年6月11日
- Advertisement -

関連記事

大阪・関西万博で感じる空飛ぶクルマ&ドローンがあたり前になる社会[Drone Design]vol.62
コラム野々下裕子

大阪・関西万博で感じる空飛ぶクルマ&ドローンがあたり前になる社会[Drone Design]Vol.62

2025年5月8日
DroneDesign_61_top
コラム野々下裕子

韓国ドローンスタートアップは、デザインもアイデアも実装スピードも全てにおいて注目の存在[Drone Design]Vol.61

2025年3月27日
250220_DD_60_top
コラム野々下裕子

ドローンも周辺技術も見どころだった今年のCES[Drone Design]Vol.60

2025年2月21日
250123_DJD59_top
コラム野々下裕子

いよいよ空飛ぶクルマの実装開始。CESで見る現在地[Drone Design]Vol.59

2025年1月27日
Previous Next

DRONEとは

DRONE(https://www.drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします。

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?