DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: デジタルカレッジKAGA、「空飛ぶクルマ」飛行ルートを有人パラモーターで検証
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
ニュース

デジタルカレッジKAGA、「空飛ぶクルマ」飛行ルートを有人パラモーターで検証

株式会社デジタルカレッジKAGAは、石川県加賀市市街地上空を、有人のパラグライダーにエンジンユニットを装備した「パラモーター」を用いて、今後導入が期待される電動有人垂直離発着機「空飛ぶクルマ(eVTOL)」のルート検証を実施した。

2022年5月30日
20220503_kaga_top
加賀市と空飛ぶクルマのイメージ
SHARE

今回の検証では、加賀市の上空を距離にして25km、高度約100m~200mを山間部の山中温泉から海岸の橋立漁港まで約1時間飛行。
空飛ぶクルマの地上設備の設置やルートの設置に向けた様々な課題を検証した。
今回のルート検証で得られた詳細な成果報告については、夏以降に加賀市で行われる空飛ぶモビリティシンポジウムにて公表する予定だという。

- Advertisement -
Contents
ドローンと比較した場合ヘリコプターや軽飛行機と比較した場合空飛ぶクルマの離発着地について市街地の上空の飛行について

加賀市では空飛ぶクルマの裾野産業の誘致とそのための準備を行っている。
今回はその第一段階として、空飛ぶクルマの離発着場の設置やルートを想定したパラモーターでの検証を行った。

パラモーターによる飛行の抜粋動画

パラモーターは非常に安全かつ静音性に優れており、場所を取らずに離着できるため空飛ぶクルマの模擬ルートを検証するのに最適だったという。航空法上の規制を受けずに飛行できるため、上空5mの低空での飛行や空中での静止も可能。また、市街地上空の飛行もできる。

パラモーターによる空飛ぶクルマのルート検証には以下の利点があり、ドローンやヘリコプターによる検証と組み合わせることで効率が増すという。

- Advertisement -

ドローンと比較した場合

  • 150m~450mの高度での飛行が可能(ドローンでは困難)
  • 市街地上空の飛行が可能(ドローンでは飛行許可が必要)
  • バッテリーの制約を受けず1時間以上の飛行が可能(ドローンは20分程度)
  • 複数のカメラやレーザーセンサーなどを搭載可能

ヘリコプターや軽飛行機と比較した場合

  • 滑走路や指定場所以外の開けた場所での離発着が可能
  • 低い高度(300m以下)での飛行が可能(ヘリコプターには最低高度の制限あり)
  • 機材が少なく騒音がなく、安価に検証が可能

今回の飛行では、1300年の歴史を持つ山中温泉の町の中にある野球グラウンドから離陸し、山代温泉、大聖寺周辺、加賀温泉駅周辺を飛行し、橋立漁港にある小学校のグラウンドに着陸。安全に最大限の配慮し、トラブルなく検証を完了した。

検証飛行に当たっては、加賀市、各観光協会、小松空港管制、自衛隊小松基地、石川県警察に事前連絡し、各所より支援してもらったという。中でも橋立エリアは小松基地に離発着する自衛隊機の侵入経路にあたることから、航空自衛隊とは特に緊密な連絡を取ったとしている。

また、離発着時の風速・風向きなどを検証し、飛行経路上を車両で伴走する事により、上空での挙動や市街地上空を飛行したときの地上からの見え方などを検証した。

20220503_kaga_04
(Google Earth)飛行ルート検証

さらに、今回の航行によって判明した課題の抽出が行われた。課題および結果については、夏以降に加賀市にて開催されるシンポジウムにて詳細を報告する予定だという。今回明らかになった発見と課題は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

- Advertisement -

空飛ぶクルマの離発着地について

  • 機体の大きさに応じた広いスペースが必要となります。その大きさは最低でも1万m2程度となると考えられます
  • 風向きや侵入経路の安全確保も必須となります。気流が複雑な山岳部での離発着運用はコストが高くなり、離発着場の設置場所検討時に考慮が必要です。また、経路確保の観点から外周に木や電線があるところは不向きとなります
  • 風が安定している場所であることが重要になります。空飛ぶクルマの特性上、機体と風向きの関係によって効率が変わりますので、風が安定していない場所での離発着は航続距離やコストに影響します

市街地の上空の飛行について

  • 市街地を飛ぶ機体は、様々なトラブルを想定し、安全に退避場所に着陸するための機体特性を持たせる必要があります。航空機やヘリコプターの滑空性能は滑空比で示されますが、空飛ぶクルマにおいても一定以上の滑空性能を有することが必須となります
  • 市街地の上空を飛ぶ際には滑空性能を考慮して一定区間ごとに安全退避場所を確保する必要およびそのルール整備を行う必要があります。また、退避場所には通信や充電設備等の基本的設備が必要になります。今回の検証では約1kmおきに緊急着陸場所をあらかじめ想定しておりました
  • 今回の飛行は飛行スピードは原付二輪と同じくらい(平均30km/h)でしたが、道路を伴走する車両よりもだいぶ先行する状況がおきました。直線で拠点間を繋げることの有用性が証明されました。一方、過疎地等においては空飛ぶクルマ以前に地上の生活導線の再検討が行われるべきだと考えます

デジタルカレッジKAGAは、今回行ったパラモーターによる空飛ぶクルマのルート検証のノウハウや知見を国内の自治体や企業向けに提供していくとしている。

加賀市は2021年12月に兼松株式会社との間に「空飛ぶクルマ・ドローンを用いた地方創生に向けた包括連携協定」を結ぶなど、空飛ぶクルマの産業育成を積極的に行っている。デジタルカレッジKAGAでは引き続き加賀市と連携し、空飛ぶクルマ産業に向けた貢献を行っていくとともに関係する自治体・企業・有志との関係をより強固にしていくとしている。


▶︎株式会社デジタルカレッジKAGA

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: eVTOL, デジタルカレッジKAGA, モビリティ, 空飛ぶクルマ
Kawase 2022年5月30日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article Paramount+、ドローンショーでシドニー湾のフェス「Vivid 2022」を彩る Paramount+、ドローンショーでシドニー湾のフェス「Vivid 2022」を彩る
Next Article 20220530_dronenet_top2 ドローンネット、ドローン業界初のSKYFIGHT UAS LEVEL2自動付帯施設賠償責任保険スタート
- Advertisement -

最新ニュース

250612_JD_Soradynamics_top
Soradynamics、産業用ドローン「Hayate 2」と「隼」を展示。安全に運用できる高機能性[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
2540612_JD_riegl_top
RIEGLの新LiDAR「VUX-100-25」、FOV160°で133万点/秒取得能力を搭載。マルチコプターでの高効率測量を実現[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
250612_JD_roboz_top
ROBOZ「Litebee Stars」が実現する小規模屋内ドローンショー。教育コンテンツとしても注目[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」、延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
ニュース 2025年6月12日
【水中ドローン体験会】カナダ製水中ドローン『DeepTrekker』自動航行機能を東京で体験し検討できる
水中ドローン体験会:カナダ製水中ドローン「DeepTrekker」自動航行機能を東京で体験し検討できる
ニュース 2025年6月11日
- Advertisement -

関連記事

電動トゥクトゥクの株式会社eMoBiが 「第2回 観光DX・マーケティング EXPO」に出展
ニュース

電動トゥクトゥクの株式会社eMoBi、 「第2回 観光DX・マーケティング EXPO」に出展

2025年6月11日
日本航空(JAL)とIFSは航空整備管理強化のためにIFS Cloudの導入プロジェクトを開始
ニュース

日本航空(JAL)とIFS、航空整備管理強化のためにIFS Cloudの導入プロジェクトを開始

2025年6月4日
ニュース

~信号や横断歩道も自動認識でスムーズにお届け~自動走行ロボットによる「7NOW」の屋外配送開始

2025年5月20日
空のモータースポーツ最前線|エアレース世界チャンピオン室屋義秀 vs パトリック・デビッドソン、頂上決戦の行方
ニュース

空のモータースポーツ最前線|エアレース世界チャンピオン室屋義秀 vs パトリック・デビッドソン、頂上決戦の行方

2025年5月1日
Previous Next

DRONEとは

DRONE(https://www.drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします。

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?