3月1日(土)から5月6日(火)の間、香川県小豆島寒霞渓にてサービス実証を行い、8月1日(金)より正式サービスの開始を予定している。
- Advertisement -
観光地に魅力的な絶景があっても、収益を生み出さないケースも多数存在しています。本サービスは、地域の魅力をさらに引き出し、観光地が自ら収益を生み出すことで、持続可能な観光地となることを目指す取り組みとなる。
また、本サービスについては「ビジネスモデル特許」を申請中となり、今後も地域の観光振興を図るために、3社共同で観光コンテンツの創出に取り組むという。
本サービスの概要

本サービスは、通常では見ることはできない空からの視点で、誰でも気軽に動画撮影や視聴を楽しむことができる日本初のサービスだ。
- Advertisement -
設置されたQRコードをスマートフォンで読み込み、決済を行うとドローンが飛び立ち、空からの美しい景観とユーザーを、事前にプログラミングされた最適なルートで自動撮影する。
ドローンが撮影した映像はAIによって自動で編集され、高画質でインパクトのある映像が届く。アプリをダウンロードする必要はなく、英語や中国語等の複数言語に対応しているため、海外の方でも簡単に利用できる。
ドローンによる自動無人空撮を用いることで、日本全国、四季折々の豊かな観光地の魅力を発信が可能となる。また、観光地における事業者負担も少なく、世界へ向けて情報発信ができるという。

各社の役割
ドローンの運航・運用は fly・JTBが行う。各社の役割については以下のとおり。
株式会社JTB
- 観光地におけるコンテンツ開発の知見を活かしたSKYPIX事業の企画・設計
- 事業計画および収支計画の作成、事業体制の構築、運営手法の確立
- 全国展開に向けた、導入地域の開拓および横展開フローの整備
fly株式会社
- クリエイティブ・産業分野でのドローン運航管理の知見を活用したSKYPIX基幹システムの開発・運用・保守
- ドローンの運航管理体制(法規制対応含む)の構築並びに現地運航管理者に対する指導・サポート
日本航空株式会社
- ユーザー操作性向上のため、JALが提供するアプリの知見や客室乗務員によるお客様目線を活かしたアドバイス
- JALWebサイト等を活用した観光地の魅力発信と誘客プロモーションの実施
実証運用概要
期間 | 2025年3月1日(土)-5月6日(火) |
営業時間 | 金・土・日曜日、および祝日の9時~17時 ※寒霞渓ロープウェイの休業日を除く |
場所 | 香川県小豆島 国立公園寒霞渓 山頂第二展望台 |
料金 | 1回あたり税込2,000円 |
※寒霞渓のSKYPIXは、寒霞渓ロープウェイの運行や物産店の運営を行っている小豆島総合開発株式会社が事業運営を行う。
- Advertisement -
今後の展開
本サービスは日本国内、および海外に向け事業展開をする予定だ。2027年を目途に国内47か所(各都道府県に1基以上)の設置を目指す。本サービスが普及していき、記念撮影を新たな“体験コンテンツ”に変えるとしている。