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コラム田路昌也

[田路昌也の中国・香港ドローン便り]Vol.17 Autel EVO II Proはドローン業界を盛り上げるか?DJIファンの思い

2020年10月13日
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Autel EVO II Pro開封からフライトまで

先日友人からお借りしたAutel EVO II Pro(Rugged Bundle Kit)の開封、初フライトをしました。開封とフライトの様子は以下の通りです。

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Contents
Autel EVO II Pro開封からフライトまでAutel EVO II Proに触れて気付いたDJI製品との違い1.製品パッケージ2.ボディカラー3.送信機の仕様複数メーカーの健全な競争が業界を盛り上げるMavicシリーズに正面から挑戦しているEVO II Proに期待

Autel EVO II Pro 6K/1-inchカメラ搭載のドローン開封

DJIの対抗馬Autel EVO II 1インチ初フライトと撮影データ6K

今回のコラムは当初EVO II ProとMavic 2 Proの比較をしようと考えていたのですが、すでに本サイトで詳細なレビューが掲載されていますので、わたしはEVO II Proに触れたことで感じたこと、更にこれからのドローン業界に期待することをお話ししようと思います。

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お借りしている機体で時間をかけてじっくりとはいきませんでしたが、それでも開封からフライトまで全体として非常に好印象を持ちました。

まず外装の化粧箱を開けると、しっかりした樹脂製のキャリングケースがドーンと出てきたことに新鮮な驚きがありました。

※この写真はRugged Bundle Kitに加えて予備バッテリーと充電ハブを加えた状態です。Rugged Bundle Kitにはバッテリー2本が含まれていますが、充電ハブは含まれていません

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ケースにはオレンジを基調とした存在感のあるEVO II Proが綺麗に収納されています。デザインは堂々としてかっこよく、構成する各部品は美しくカラーリングされ、成形品は細部までしっかりと丁寧に作り込まれているという印象です。

その後のフライトでは、飛行安定性や通信安定性が素晴らしいのは当然として、送信機のOLED表示パネルの美しさに感心しました。輝度が高いことで強い日差しのもとでも視認性が高いのです。またこの送信機はスマートフォンを接続することなくEVO IIのカメラ映像を表示できるのですが、この仕様には正直驚きました。

Autel EVO II Proに触れて気付いたDJI製品との違い

わたしはDJI製品が大好きで数多くの製品を購入してきましたが、今回EVO II Proに触れたことで色々と新たな気付きがありました。それは「DJI製品に囲まれDJI製品だけを見ていてはわからないことがある」ということでした。

DJI製品の素晴らしさに改めて気がつくこともありましたが、それと同時にDJIにはまだ工夫の余地があることにも気がついたということです。いくつか列挙します。

1.製品パッケージ

いまのMavic製品はコンボ版を買うとソフトケースやバッグがついてきます。便利で見た目も悪くないのですが、実は私を含め多くのユーザーはEVO II Proに添付されているようなハードケースを別途購入することが多いと思います。それが当たり前の流れだと思っていたのですがAutel RoboticsはEVO II Proでソフトケースという無駄を省いてくれたわけです。

2.ボディカラー

初代Mavic Airにあったカラバリは、二代目Mavic Air 2には引き継がれずMavic 2 Pro同様の無骨なグレーのみで展開されています。EVO II Proは目を引く美しいオレンジで、上空での視認性にも優れていると感じます。スキンシールでカスタマイズを楽しんでいるMavicユーザーもいますが、Autel Roboticsはシールを貼ることをためらうほどに美しいボディに仕上げていると感じます。

3.送信機の仕様

EVO II Proで一番魅力的だったのは送信機です。3.26インチのOLEDディスプレイを備えた送信機はスマートフォンを装着することなく撮影映像を確認できますが、この仕様には非常に感心しました。DJIにはスマートコントローラというスマホ不要の専用送信機がありますが、EVO II ProのOLED画面機能自体は旧EVOから備わっていた機能であることを考えると、DJI CrystalSkyを送信機と一体化したスマートコントローラへの流れになんらかの影響を与えたのではないかと邪推してしまいますね。

違いという意味では他にも6K動画が撮れたり、前後左右上下という6方向全てに2個ずつ対障害物センサが装着されているということがあるのですが、これらはある意味正常進化ということで、DJI製品が今後進化する過程で搭載してくると思っています。

あと良い悪いと単純に評価はできませんが、DJI製品はオンラインでのユーザー登録必須に対して、Autel Roboticsは登録無しで飛ばせるという部分は異なるアプローチだと思いました。

ここまではEVO IIの良いところを中心に述べましたが、逆にイマイチだと思ったこともいくつかありました。例えばEVO II Proのスマートフォンアプリには日本語メニューがありません。また送信機とスマートフォンをつなぐケーブルにiPhone用Lightningケーブルが付属していませんでした。これは欠品してるのでは?と思ったほどです。

さらに長期的にはサポート体制という問題が考えられます。私が住む香港にはDJI直営店があり、しっかりとしたサポート部隊が常駐しています。問題のある機体を持ち込むと丁寧な対応で、これまで対応で不満を感じたことは一切ありません。

このあたりは日本のサポート体制とは異なるかもしれませんが、少なくとも香港や本社がある深センでのサポートは素晴らしいというのがこれまでの私の経験です。これに対してサポート体制がまだ整っていないAutel Roboticsには不安が残ります。

とはいうものの旧EVOを使用していた友人の機体がロストした際、アメリカAutel Roboticsに状況説明したところすぐに無償で代替機を送ってくれたという経験があります。今後も同様なサポートの継続を期待しています。

複数メーカーの健全な競争が業界を盛り上げる

業界が盛り上がるためには複数の会社が切磋琢磨し、時にはしのぎを削ることが必要です。EVO II Proに触れたことで思い出した黎明期のドローン業界におけるDJIとGoProの関係について少しお話したいと思います。

わたしがドローンに初めて触れたのはDJIの初代Phantomでした。その頃はPhantom本体下部にGoProを簡単なブラケットでマウントして空撮していました。もちろんドローンと空撮用のGoProは別システムです。いまでは想像もできないほど乱暴なやり方でした。この頃のDJIとGoProは蜜月というか空撮の世界においては二人三脚という印象でした。

ところがあるとき二社ともにすべてを自社で完結する方向に進みはじめます。GoPro社はKarmaでドローンを自社開発、DJIはPhantom 2 Vision+でカメラ一体型ドローンへと袂を分かち進み始めました。蜜月から戦闘モードに突入したわけですね。

残念ながらGoPro Karmaは大コケしてしまいましたが、対するDJIは成功し、今の地位を築いたわけです。その後もDJIはOsmo PocketやOsmo Actionといったアクションカメラにも積極的に進出するなかで明らかにGoProを目の敵にしていると感じました。

GoProにとってはKarmaでのドローン展開は黒歴史ですが、DJIドローンユーザにとっては非常に嬉しい進化でした。わたしはGoProを単純にPhantomにぶら下げているのが許せず、サードパーティ製ジンバルを買ってきてなんとかPhantomに組付けたりしましたが、初期のジンバルはとにかく安定性に欠けトラブル続きだったことを思い出します。しかしPhantom 2 Vision+になってからはそんな悪夢からも解放されたわけです。

Mavicシリーズに正面から挑戦しているEVO II Proに期待

いまコンシューマードローン業界には複数の企業が参入しています。わたしの身近にあるブランドではDJIを筆頭に、Autel Robotics、Parrot、Skydioがあります。しかし今回のAutel EVO IIシリーズはDJIのメイン製品であるMavicに正面から戦いを挑んでいるという姿勢に好感が持てますし、上述したようにいくつかの部分でDJIを上回っているということで期待が膨らみます。

DJIはAutel Roboticsに挑まれた戦いを受けて立ちAutel Roboticsを超えるMavic 3を必ず出してくるでしょう。それこそがドローン業界の発展と盛り上がりにつながると今からワクワクしています。

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dronenews_adm 2020年10月13日
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