DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: [Drone Design]Vol.16 ドローンで10億本の木を植えるスタートアップの挑戦
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
コラム野々下裕子

[Drone Design]Vol.16 ドローンで10億本の木を植えるスタートアップの挑戦

2020年6月17日
SHARE

ビジネスから社会貢献までドローンの活用が拡がりをみせるなか、カナダを拠点とするスタートアップのFlash Forestは、ドローンを使って10億本の木を植える活動をスタートさせ、大きな注目を集めています。

- Advertisement -

ドローンを用いて植栽を自動化する

Flash Forestの活動を紹介する動画

2019年の初めに設立されたFlash Forestは、2人のスペシャリストを中心とする小さなグループで活動をスタートしました。CEOでファウンダーのBryce Jones氏は生態学の博士号を持つメカトロニクスエンジニアのスペシャリストで、もともと林業の業界で働いていました。

- Advertisement -

そこでわかったのは、地球上から毎年130億本の樹木が失われているのに回復しているのはその半分未満という状況で、改善するための新しい手段がほとんど見つかっていないということでした。そこでFlash Forestを立ち上げ、これまでシャベルと人の手で行ってきた植栽を、植生調査に使用していたドローンを用いて完全に自動化することに取り組み始めました。

カナダのFlash Forestはドローン植樹の活動を世界で行っているスタートアップ

気候変動をテーマにした国際パネルによると、2018年に人間から放出された二酸化炭素量は340億トンにものぼるとのことですが、これに対して1本の木は平均して約40ポンド(約18kg)の二酸化炭素を吸収してくれます。コストも安さからも植樹による二酸化炭素量の削減は最も効果的であり、Flash Forestの計画では1ヘクタールあたり平均2000本の植栽が可能だとしています。ゴールに掲げているのは2028年までに10億本の木を植えること。そのために1日に10万本の木を植えようとしています。

- Advertisement -

ドローン植樹向けに開発された種子ポッド

Flash Forestには空中マッピングシステム、空圧システム、オートメーション技術、生態学など幅広い分野の知識を持つスタッフが集まっています。たとえば、植栽に使用する種子ポッドをオリジナルで開発していて、あめ玉ぐらいのサイズの生分解性カプセルに入った種子は、ドローンの下にあるタンクから指定された場所に落とせるようにしています。もし水が少ない場所であってもある程度湿度が保たれ、しばらくは生きられるように設計されています。

ドローンを使うことで植樹効率を大幅にアップするだけでなく、適切な植生を復元できる

ドローンを使って植樹を無人化するというのではなく、地域にあわせた木の選択や植樹の進め方、さらにそれらにあわせたドローン運用技術が用いられていて、場所によってはエアガンのような道具を使って地中深くに種子ポッドを植えるようにしています。現在、活動に使用しているドローンは、オペレータ1人あたり1日で最大10万個の種子ポッドを植樹することができるそうです。

活動としては2019年8月に手動での植樹テストを成功させ、2ヶ月後にドローンによる自動植樹テストを行い、3分で165本を植栽することに成功しています。さらにカナダのブリティッシュコロンビア州やオンタリオ州で運用を検証したあと、次にハワイでの植樹を予定しています。さらにその後は、大規模な火災があったオーストラリアやコロンピア、マレーシアなどでの活動が予定されています。もしかしたら日本のどこかでもFlash Forestの活動が行われるようになるかもしれませんね。

▶Flash Forest

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: Drone Design
dronenews_adm 2020年6月17日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article センシンロボティクス、JXTGとドローンステーション構築に向け協業開始
Next Article ドローン、2022年までに登録制へ。将来は免許資格か?
- Advertisement -

最新ニュース

PD4B-ML Mark02型、国土交通省航空局より「第二種型式認証」を取得
Prodrone、PD4B-ML Mark02型について国土交通省航空局より「第二種型式認証」を取得
ニュース 2025年7月2日
ブルーイノベーション、台湾のドローンメーカーAeroprobing社とドローンソリューションの海外販売に関する覚書(MOU)を締結
ブルーイノベーション、台湾のドローンメーカーAeroprobing社とドローンソリューションの海外販売に関する覚書(MOU)を締結
ニュース 2025年7月1日
Xiaomi、Teslaキラー「YU7」を発表―3分で実注文20万台超を獲得
Xiaomi、Teslaキラー「YU7」を発表―3分で実注文20万台超を獲得
ニュース 2025年7月1日
台湾企業の日本法人jtSPACEのサブオービタルロケットが7月6日に北海道スペースポートから打上げ
台湾企業の日本法人jtSPACEのサブオービタルロケット、7月6日に北海道スペースポートから打上げ
ニュース 2025年7月1日
販促機能を搭載した室内業務用清掃ロボットをファミリーマート1100店舗へ導入
アイウィズロボティクス、販促機能を搭載した室内業務用清掃ロボットをファミリーマート1100店舗へ導入
ニュース 2025年7月1日
- Advertisement -

関連記事

大阪・関西万博で感じる空飛ぶクルマ&ドローンがあたり前になる社会[Drone Design]vol.62
コラム野々下裕子

大阪・関西万博で感じる空飛ぶクルマ&ドローンがあたり前になる社会[Drone Design]Vol.62

2025年5月8日
DroneDesign_61_top
コラム野々下裕子

韓国ドローンスタートアップは、デザインもアイデアも実装スピードも全てにおいて注目の存在[Drone Design]Vol.61

2025年3月27日
250220_DD_60_top
コラム野々下裕子

ドローンも周辺技術も見どころだった今年のCES[Drone Design]Vol.60

2025年2月21日
250123_DJD59_top
コラム野々下裕子

いよいよ空飛ぶクルマの実装開始。CESで見る現在地[Drone Design]Vol.59

2025年1月27日
Previous Next

DRONEとは

DRONE(https://www.drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします。

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?